ミモザの活動も2年目に入りました。
昨年4月22日に始めましたミモザの活動も2年目に入りました。
開始当初は地縁もなく、知り合いもいない場所で個人宅をリフォームしたところでの開業でしたので、ご近所からは??何するところ?という感じでみられていたようです。今考えれば公民館などの公的な施設を利用すれば、周囲もこども食堂に安心して集まることができ、初年度前半のような精神的な苦労はなかったかもしれません。が、自前の施設の方がこども食堂だけではなくやりたいことをやれると思ってはじめました。目指すは ≪3rd space:みんなの居場所≫。
幸い壺川小学校の校長先生からはそういう施設があるのはありがたいと言っていただき、その言葉に励まされました。町内会の会長さんは回覧板を回してくださいました(最近知ったことですが、公的なものの回覧にミモザのような民間施設のチラシを入れるのはどうかという声もあったようです。知らずに申し訳ありませんでした)。
初年度はこども食堂を何とか軌道に乗せることを柱にやってきました。
見かけ上は個人宅ですので、子どもだけで行かせるのはやはり抵抗があるようで、最初は参加してくれる子どもも少なく、また、その存在を知らない方も多く、どちらかというと高齢者の方がゆっくり交流される場となっていました。それでもいいかなとも思っていましたが、夏祭り、クリスマス、フードパントリーなどのイベントを経て次第に地域の方に認知されるようになり、信用もついて、子どもだけでの参加も多くなり、高齢者と子どもの比が逆転しました。今現在は口コミによる参加も増えています。
主な事業は、①こども食堂(毎月第2、4土曜日に実施。夏休みや春休みの長期の休みにはミニこども食堂も) ②フードパントリー(隔月第3日曜日。これとは別にひとり親家庭支援として不定期に食料などの配布を行っている) ③学習支援 ④折り紙(毎月第1、3土曜日) ⑤サロン ⑥無料法律相談 ⑦貸室となっています。
①と②は昨年度である程度軌道に乗ったようなので、今年度はそれを継続しつつ、③を含む子どもの居場所つくりに力を入れていこうと考えています。
地域の方のサロン的な存在になれると嬉しいのですが、あれもこれもと欲張らず、”できるだけ”の精神で。
この1年間、様々な場面で支えてくださった方達には感謝の言葉しかありません。”与える事業”と思われているかもしれませんが、実はこちらの方がたくさんのものを”いただいて”います。本当にありがとうございました。
先週ミモザの木の剪定を近所の樹木医の方がやってくださいました。1年間で思いのほか大きく茂っていたものをばっさりと幹と少しの枝が残るだけの剪定でした。いささかびっくりしましたが、若い木のうちは大きく切って、5年目くらいから少し整えるくらいにするのだそうです。多世代交流スペースミモザもまだ若木ですので、2年目、新たな気持ちで取り組んでいきます。
今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
